Chambers

臆病者が'自分をさらけ出す'ことをテーマに書くブログです。

【現在の自分を考える】やりたいことへ向けて vol.2

大学を卒業し、

ようやく見出した自分の道に胸を踊らせながら、

社会人を迎えました。

 

 

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しかし!

 

 

そこに待ち受けていた現実は期待していたものとは違いました。

 

 

配属された部署は、様々ある営業支店の中でも、他の支店が敬遠するような小さい仕事を毎日毎日汗をかきながら足で稼ぐ、コテコテの営業選手が多い、スマートとはかけ離れた泥臭い部署でした。

 

 

それはそれで良かったと思います。

今覚えば、この配属先で社会人としての常識、礼儀やマナー、営業という行為に対しての意味をすごく考えさせられました。

 

 

特に1年目からお世話になったグループの先輩、当時の課長には今でも尊敬の念と感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

ただ、僕が絶望したのは、

まわりに生きている人が少ない

ということでした。

 

 

毎朝の通勤電車。

毎日作業のように行われる朝礼。

それを作業のように聞き流す社員。

経理のオツボネさん。

積まれた仕事を淡々とこなす営業マン。

数字のことしか頭にない上司。

飲み会での愚痴の言い合い。

 

 

社員数がとてつもなく多い会社だったので、

トップの経営ビジョンが降りてくるまでの間に、様々な部署や上司、先輩を通されることで、情報がどんどんミクロになり、最終的に1事業所、1課、1社員の自分に降りてくるのは、目の前の「目標」という名のノルマ達成というミッションのみ。

 

 

気がつくと、自分自身も生きた目を失い、

環境に左右され、与えられた仕事に追いつくことに必死で、信念を見失い、判断力が低下した

自分では無い自分

がそこにはいました。

 

 いつのまにか

「旅」の素晴らしさを届けることよりも、

「数字」を積み上げることが、先行していました。 

 

 

この時期は集中力が低下して、何度か交通事故にも合いました。

 

 

自分にとって何が幸福で、何が不幸なことなのかもよくわからなくなりました。

 

 

彼女がいるのに、ストレス発散と言って、

先輩や同期とコンパに行き、キャバクラに通い、風俗に溺れ…

 

 

束の間の幸福を感じるためにしてきたことが、

結果として途方も無い不幸を招きました。

 

 

この時のことは良い勉強になりましたが、今でも後悔しています。

 

 

ただ、本当にラッキーだったのは、

魂の抜け殻のような社会人生活を送りながら、3年経った時、

大学の先輩と再会する機会にめぐり逢えたことです。

 

 

再会を果たした時、その方は、独立して自分の信念に正直に生き、人の目を気にすることなく、好きでしょうがないことを仕事にされ、その上で大成功をされていました。

 

 

本当に衝撃を受けました。

ぶん殴られた気分でした。

目を覚ませと。

 

 

それ以来、価値観が大きく変わりました。

変わったというより、

自分を取り戻した

という表現が正しいかもしれません。

 

 

3年目の終わりには、会社を退職し、

「自分に正直に生きる」ことにプライオリティを置いて、30歳になったら独立することを目標に、今の宿泊施設の運営(ホステル)の仕事に就きます。 

 

 

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この時既に、

「やりたいこと」は明確に決まっていました。

 

 

元々、学生の時にバックパックを背負って東南アジアを旅した経験があり、

その時のゲストハウスでの宿泊体験がすごく新鮮で、楽しくて、肌に合っていたこと。

 

 

世界中の人と友達になりたいという思いから、1番の近道は宿泊施設の運営だと考えたこと。

 

 

当時は、日本にゲストハウスやホステルというカテゴリが文化として定着しておらず、日本で流行らせたいと感じたこと。
※2013年に東京オリンピックが決まり、インバウンド人口が急激に伸びたことで、以降は一気にホステルブームに火がつきますが…

 

 

この3つの考えから、

ホステルの運営をしたいと思うようになります。

 

 

そして、このことを多少恥ずかしくても、 自分の周りの人達に言い続けて、

自ら後に引けなくすることで、有言実行を心がけてきた結果、

今の会社に入社2年目で1つのホテル&ホステルを任されるまでになりました。

 

↓少しだけホテルについて書いてます!

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そして、2018年になった今、

確信していることが1つあります。

 

 

それは、宣言し行動すれば必ず目標は達成できるということ。

 

 

社会人5年目、自分27年目にして、

ようやくブレない自分を手に入れることができました。

 

 

次へ続く。